佐藤清明 顕彰特設サイト
令和6年度(2024年度)イベント予告
チラシ 入場無料2025/2/27更新
終了しました
2025/2/15 第5回清明を読む会を開催します!
行事名 | 清明さんとメダカの方言ー昭和6年の調査を元にー |
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日時 | 令和7年2月15日(土)午後1時30分~ 1時間程度 |
場所 | 里庄町立図書館2階 視聴覚室 |
講師 | 安倍 郁雄氏(佐藤清明資料保存会会員) |
対象/定員 | どなたでも/40席(応募者多数の場合は抽選) |
申込期限 |
2月14日(金)18時まで |
申込方法 | 参加申込書を記入の上、図書館にお持ちください。電話・メール可 |
2024/12/21 第4回清明を読む会を開催します!
チラシ 入場無料終了しました
行事名 | 真鍋島今昔物語ー佐藤清明から読み解く真鍋島の歴史・民俗・自然ー |
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日時 | 令和6年12月21日(土)午後1時30分~ 1時間程度 |
場所 | 里庄町立図書館2階 視聴覚室 |
講師 | 武井 優薫(たけい ひろのぶ)氏(笠岡市地域おこし協力隊) |
対象/定員 | どなたでも/40席(応募者多数の場合は抽選) |
申込期限 |
12月19日(木)18時まで |
申込方法 | 参加申込書を記入の上、図書館にお持ちください。電話・メール可 |
2024/10/19 第3回清明を読む会を開催します!
チラシ 入場無料 終了しました行事名 | 虚空蔵山の植物~清明が見た植物は今~ |
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日時 | 令和6年10月19日(土)午後1時30分~ 1時間程度 |
場所 | 里庄町立図書館2階 視聴覚室 |
講師 | 岡本 泰典氏 (佐藤清明資料保存会顧問) |
対象/定員 | どなたでも/40席 |
申込期限 |
10月17日(木)17時まで |
申込方法 | 参加申込書を記入の上、図書館にお持ちください。電話・メール可 |
2024/8/10 第2回清明を読む会を開催します!
チラシ 入場無料 終了しました行事名 | 熊楠と清明 |
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日時 | 令和6年8月10日(土)午後1時30分~ 1時間程度 |
場所 | 里庄町立図書館2階 視聴覚室 |
講師 | 木下 浩氏(佐藤清明資料保存会顧問、岡山民俗学会理事、岡山大学医学部客員研究員、 |
対象/定員 | どなたでも/40席 |
申込期限 |
8月7日(水)17時まで |
申込方法 | 参加申込書を記入の上、図書館にお持ちください。電話・メール可 |
2024/6/15 第1回清明を読む会を開催します!
チラシ 入場無料 終了しました行事名 | 備南の隠れたる篤学者植木屋渡辺豊治と佐藤清明先生 |
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日時 | 令和6年6月15日(土)午後2時10分~ 1時間程度 |
場所 | 里庄町立図書館2階 視聴覚室 |
講師 | 遠藤 堯之氏(元倉敷東ロータリークラブ会長) |
対象/定員 | どなたでも/40席 |
申込期限 |
6月10日(月)17時まで |
申込方法 | 参加申込書を記入の上、図書館にお持ちください。電話・メール可 |
令和6年度(2024年度)イベント報告
2025/2/27更新2025/2/15 第5回清明を読む会を開催しました
佐藤清明資料保存会会員の安倍郁雄氏が「メダカの方言ー昭和6年の調査を元にー」をテーマに講演されました。佐藤清明資料保存会の民俗分科会では一年間にわたって佐藤清明の「馬鈴薯」「メダカ」「スミレ」「ジャンケン」「ハコベ」の方言集をエクセルに打ち込みデータ化し、県別に一覧を作成しました。(原文はあいうえお順)その中で最も多くの方言があった「全国メダカ方言語彙」(1931年出版)をテーマに、安倍氏が地域ごとに特徴ある方言をピックアップし成り立ちなどの分析を加えお話いただきました。中国地方のメダカ方言では「ミミン」「ミミンゴ」「ウキンゴ」「ウキンバイ」「ウキンバウ」などがあげられます。「ウキ**」がつくのは、他にも多数あり「浮き輪」と関係があるのではと考えられるそうです。講演後の質疑応答では「今現在メダカを里庄で見かけない」、「自然環境の変化とともに方言が消えていく」などの意見が出ました。
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2024/12/21 第4回清明を読む会を開催しました
笠岡市地域おこし協力隊の武井武井氏はまた、「清明研究の意義」として、
➀埋もれた在野の研究者を評価する世界的潮流があり、聞き書きや参与観察といった研究手法の重要性が再評価されている。
➁今昔比較の観光や地方創生分野への応用可能性。
➂デジタルアーカイブを含めた史資料保存・利活用の必要性。調査・記録の緊急性。
➃その他、多くの研究課題が残る。今後の研究進展の端緒・萌芽。
を挙げられ、清明研究の必要性を強くアピールされました。
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2024/10/16 第3回清明を読む会を開催しました
保存会顧問の岡本泰典氏による講演「虚空蔵山の植物ー清明が見た植物は今-」が開催されました。1982年に佐藤清明と安原清隆さん連名による「県南里庄町の湿原フローラ」という報告が出されました。今回の講演では、この調査から40年たった虚空蔵山の調査結果と比較して現地の埴生を紹介されました。現地調査は植物・動物分科会メンバーを中心として2021年12月から2024年9月まで12回実施され、62科131種の植物が記録されました。前回調査時と比べて最も顕著な変化としてアカマツ林の衰退とコナラなどの落葉広葉樹林の拡大があるそうです。これまで、長期間の会員による現地調査は始めてのことで、「専門家を含まない会員による調査とはいえアカマツ林から落葉広葉樹林へという埴生の変化、また湿地には食虫植物を中心として特徴的な植物が残存していることが確認でき、一定の成果があった」と岡本顧問はおっしゃっていました。
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2024/8/10 第2回清明を読む会を開催しました
保存会顧問の木下浩氏による講演「熊楠と清明」が開催されました。清明さんは昭和5年から昭和9年の間、南方熊楠と交流がありました。特に昭和6年から昭和7年までの2年間頻繁に書簡のやりとりがあったそうです。清明さんが熊楠の求めに応じ「粘菌」を送付し、熊楠がまた指示を出すということが確認されています。清明さんが熊楠の家を訪れた事もあったようですが、実際会えたのかどうかわかりません。非常に気になるところです。清明さんは熊楠宛書簡の中で生活の窮乏を訴え、それでも「一通りの物を解説できないようでは先生と言えない」と若き情熱を吐露しています。現在二人の間の交流について研究が進んでいますので、清明さんが熊楠に会えたのか、どのような会話を交わしたのか解明される日が近いのでは?と期待が持たれています。
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2024/6/15 第1回清明を読む会を開催しました
総会終了後に、遠藤堯之氏による講演「備南の隠れたる篤学者植木屋渡辺豊治と佐藤清明先生」が開催されました。渡辺豊治と佐藤清明の出会い、牧野富太郎との出会い、渡辺豊治の業績、渡辺の業績を詳細に記した『浅口の天然記念物』(1951年調査佐藤清明著)など盛りだくさんの内容をわかりやすく、お話いただきました。1932年清明著作の『浅口郡植物誌』には、渡辺のことが詳しく記され、原本は清明資料として里庄町立図書館に保存されています。1932年版の本の中には清明自身による書き込みがあり、その後加筆して1933年に『浅口郡植物誌 普及版』(県立図書館に所蔵)を出版したのではと思われます。
遠藤堯之氏
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